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最新型マンモグラフィ装置(乳房撮影装置)FUJIFILM製AMULET 導入

平成22年4月にFUJIFILM社製デジタルマンモグラフィ装置「AMULET」を導入します。すべての女性が健康で、美しくあるために、国立病院機構高知病院はマンモグラフィ検診(乳がん検診)に力を注ぎます。
最新型マンモグラフィ装置
本装置は直接変換方式FPD(フラットパネルディテクタ)を登載し、世界最小の画素50μmを実現しており、乳腺内をより見やすく、病変部(石灰化、腫瘤)をより精細に描出し、高画質な画像を撮影できます。 受診される方の負担を軽減し、女性にやさしい、ソフトなデザイン。

乳がん検診を受けましょう

乳腺撮影画像
乳がんの患者さんは世界的に増えています。日本でも1年間に約4万人の患者さんが見つかっており、亡くなる方も年間約1万人に達しています。乳がんは早期に発見すれば約90%が治ると言われています。定期的に検診を受けに行くことが大切です。

当院においても乳がん検診を実施しております。検診日時については、お電話でお問い合わせ下さい。

日本人女性の乳がんにかかる割合は20人に1人。

乳がんの死亡数別年次推移
食生活の欧米化、出産の高齢化などにともない、乳がん患者は急増しています。1996年には日本人女性のがん罹患率第1位になりました。年間約40,000人(約20人に1人の割合)の女性が乳がんに罹患しています。

早期発見、90%の人が10年生存。

乳がんの手術後の病期別生存率
乳がんは早期発見であるほど治癒率が高い病気です。2cm以下のしこりで、リンパ節転移がない状態(1期)であれば約90%の人が10年生存しています。がんが小さいうちに発見できれば乳房を温存できます。

女性の30~40代は乳がんにかかりやすい。

乳がんの年齢別死亡数
乳がんになりやすい年齢は30~40代。20代でも発症が認められています。若いからと無関心ではいられません。年代にかかわらず、乳がんの危険性を認識しましょう。

ピンクリボン運動

ピンクリボン運動
ピンクリボンとは、乳がんの撲滅、検診の早期受診を啓蒙・推進するために行われる世界的規模のキャンペーンです。ピンクリボン運動は1980年にアメリカで始まりました。乳がんで若くして亡くなった女性の母親が、残された家族と一緒にピンクリボンを作ったのが最初と言われています。「乳がんで命を落とさないように」「同じ悲劇を繰り返したくない」という思いが込められています。

マンモグラフィとは

マンモグラフィとは
乳房専用のX線撮影による検査法で、触診では発見できないごく小さなしこりや、早期がんの組織の変化を描出することができます。乳房は立体的なため、そのままでは腫瘍などが隠れてしまうことがあります。乳房を圧迫するのは、乳房厚を薄くすることで、乳腺内部のコントラストを向上させることやX線被曝量の低減を目的としています。X線量はごくわずかでほぼ危険はありませんが、
妊娠中の方は検査前に申し出てください。

マンモグラフィの結果

マンモグラフィ検診を受診した結果は、悪性である可能性を数値「カテゴリー分類」で表します。カテゴリー1と2の場合は、たとえ石灰化があっても良性と考えられ、定期的に乳がん検診を受けるように医師から言われるでしょう。カテゴリー3は、良性の可能性も高いのですが、確定診断をつけることが難しいために、経過観察と言われることが多くあります。カテゴリー4と5は、がんの疑いあり、もしくはがんになります。

マンモグラフィはいたいですか?

痛みの感じ方に個人差はありますが、マンモグラフィを受けられた後には、多少の痛みを伴うことはご理解いただけるものと思います。また、生理前を避けるとある程度の痛みを軽減することが可能です。