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外科について

消化器系悪性腫瘍などのほか、各診療科と連携し外科的治療に関わる分野を担当していきます。

外科、消化器外科、小児外科からのお知らせ

本院外科は、2012年6月より「ヘルニア(鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、腹壁ヘルニア等)・胃瘻専門外来」を再開いたします。

鼠径ヘルニアとは、とくに40代以降の成人男性に多くみられる疾患です。股の足の付け根の腹壁の弱い部分から、腹膜におおわれた腸等が出てしまう病気で「脱腸」とも呼ばれています。
原則的には外科的手術が唯一の治療法です。

鼠径ヘルニア

腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術は、術後の疼痛や違和感が少なく、再発が少ない手術で、2010年5月より導入して行っています。

お問い合わせ先
国立病院機構 高知病院 外科外来
電話: 088-844-3111(代) 内線2163
(お問い合わせのお電話は午前11時~午後4時30分の間にお願いいたします。)

腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)

全身麻酔下に腹腔内に腹腔鏡を挿入して、腹膜の外側にポリプロピレン製のメッシュを留置し、固定する方法。

腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術

腹腔内から観察するため、再発例や複合ヘルニア例でもヘルニアの診断が容易にできる。
両側性ヘルニアでも片側ヘルニアと同一の創で手術が可能 。
創の縮小、整容性が良く、術後早期の疼痛の軽減、慢性疼痛・違和感の減少、再発率が低い。
早期の社会復帰が可能。

入院期間: 2泊3日~ 4泊5日
退院時から軽作業(車の運転、散歩等)は可能。 術後3-4週間で、重労働が可能 。

こんな病気の医療を行います

消化器科外科を中心に乳腺、その他外科一般を対象に診療しています。

消化器外科

消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門)および肝・胆・膵(肝臓、胆嚢、胆道、膵臓)の悪性疾患(消化器がん)と良性疾患(潰瘍、腹膜炎、胆石など)に対して手術を中心とした外科的治療を行います。

乳腺外科

マンモグラフィーやMRIなどによる検診から精密検査、乳がんに対する手術および手術後の補助療法を行います。

一般外科

そけいヘルニアや甲状腺疾患、外傷など広く外科的治療を必要とする疾患を対象とします。

腹部救急

急性虫垂炎や消化管穿孔、そけいヘルニア嵌頓など、救急疾患も昼夜を問わず積極的に受け入れています。

高知病院外科の特色

日本外科学会、消化器外科学会、消化器病学会など各専門学会の指導医、専門医の資格を有する計4名のスタッフが診療に従事しています。

MDCTやMRIなど最新の設備を利用した詳細な術前画像や、内視鏡検査や治療での消化器科との連携など院内の各部門と協力し、円滑で効果的な診療を心がけています。病状や全身状態を考慮した最適な方針を検討し、十分なインフォームドコンセントのもとで、ご本人、ご家族の理解が得られる治療を目指しています。

腹腔鏡下手術をはじめとした低侵襲手術の導入により、身体への負担を軽減するとともに入院期間の短縮をはかっています。入院中も良好な全身状態を保ち、早期の回復をはかれるようにNST(栄養サポートチーム)のスタッフによる栄養管理と指導が行われます。手術後に追加治療が必要な場合には院内の放射線治療施設や外来化学療法室を利用して十分な治療を提供するとともに、病状に進行に合わせた緩和医療にも積極的に取り組んでいます 。

診療内容

がん治療について

各種がん診療ガイドラインの方針に沿ったがん治療を基本としています。当科ではがん治療専門医をはじめ、関連学会の指導医、専門医が中心となって診断、治療にあたっています。全国レベルでは胃や大腸のがんに対し、進行度に応じた低侵襲手術の普及が進んでいます。

腹腔鏡下手術について

以前から腹腔鏡下手術が行われている胆嚢摘出術では、スタッフの技術の向上とともに胆嚢炎の急性期や上腹部手術の既往がある症例に対しても適応を拡大し、良好な成績が得られています。胃十二指腸の潰瘍穿孔や急性虫垂炎、あるいは脾臓摘出術などの良性疾患に対しても、病状に応じて腹腔鏡下手術を行っています。胃がんや大腸がんにおいても、腹腔鏡による手術が年々増えてきており、良好な成績が得られています。

ヘルニア手術について

良性の病気の中でも多数を占める鼡径ヘルニア(脱腸)に対しては、常に最新の治療を行っています。従来の手術方法に加え、当科では腹腔鏡による修復術も行っています。高知県内では唯一当院のみで可能な手術です。

輸液ルートや経腸栄養経路の確保について

いろいろな病気で口から栄養を摂ることが困難な場合には胃瘻が作られることが一般的ですが、手術歴や腹水貯留などのため胃瘻が不可能な場合には、PTEG(経皮経食道胃瘻管挿入術)の適応としており、これまで合併症なく良好な成績を得ています。PTEG目的の紹介例も増加しています。抗がん剤の投与や中心静脈栄養などのために輸液ルートを確保する必要がある場合には、積極的に皮下CVポート留置を行っています。他院から全身状態不良の輸液ルート確保目的での紹介例も多く、設置部位や方法などを工夫し、安全に実施しています。

年間手術症例

疾患 2021年 2022年 2023年
悪性      
食道がん
2
2
3
胃がん
12
15
13
大腸がん
49
49
34
肝臓がん
12
6
2
膵臓がん
3
2
6
乳がん
91
91
94
良性
 
 
 
胆石症
59
56
45
ヘルニア
59
82
78
急性虫垂炎
34
34
35
胃十二指腸潰瘍穿孔
1
1
1