令和2年度自己点検・自己評価結果このページを印刷する - 令和2年度自己点検・自己評価結果

令和2年度の重点課題

1)指導場面の教材化に取り組む。
2)防災訓練・防災教育の体系化を図る。
3)主体的なQC活動への取り組みを図る。

重点課題の実施及び評価

臨地実習での指導場面の教材化に取り組む。

(1)令和2年度の取り組み
  1.指導場面での問題点の検討を行う。
  • 各実習において1週間経過時に、教員間で学生の状況について共有を行い、指導方法について検討した。
  2.指導場面の教材化及び検討を行う。
  • 実習終了時に教材化場面を提出するようにしたが全教員が提出することはできなかった。新人教員に対しては、先輩教員が指導の意図を確認し、教材化場面を一緒に考えていくようにした。
  • 病院の実習指導者と一緒に教材化場面を取り上げての検討を3回実施した。2回は学校からの内容を題材とし1回は病棟からの教材化場面でグループ検討した。実習指導者の日々の指導場面にも、振り返ることで指導力を高める教材化の場面が多くあることを意識づけることにつながった。
  • 指導ポイントが今後活用できるよう、1)教材化場面の切り取り方のポイント(リフレクションのどの部分に視点を当てるのか)2)学生にどう問いかけるか(発問、質問)
  3.確認するタイミングと内容等をまとめたものを作成し実習指導者にも配布した。

 

《残された課題》

●指導場面の教材化を継続し検討することで教員・実習指導者ともに指導力を高める。

防災訓練・防災教育の体系化を図る。

(1)令和2年度の取り組み
  1.防災教育・防災訓練を段階的に計画・実施する。
  • 防災訓練は7月と12月(QC活動の一環)に実施した。9月のシェイクアウト訓練は、高知市シェイクアウト訓練インスタグラム2020で実施状況を広報した。また3月には携帯電話を活用して避難訓練シミュレーションを実施し、防災に関する知識の確認や避難時に家族とどのように連絡をとるのかを学ぶ機会を持った。学生が防災に興味関心を持ち行動できるような関わりをもち、学生が主体的に活動しようとする姿勢が見られた。
  • ハザードマップを作成する予定にしていたが、実施できていない。
     2.Web171の実施(毎月15日)及び実施率の向上を図る。  
  • 実施率は学年や時期によってばらつきがあった。(年間平均1年生:72.5%、2年生:71.3%、3年生36.9%)
  前年度に比べると正確な登録率は向上している。QC活動でも取り組んでいるため防災委員を
  中心とした学生達とも協力して実施率及び正確な登録率の向上に努めていく。
    3.防災マニュアルの見直しを行う。
  • 見直しができていない。今年度より学生便覧に掲載している防災マニュアルについては、4月に学生と読み合わせを行い活用している。活用しての意見を集約し、次年度は見直しできるようにする

《残された課題》

  • 防災訓練を段階的に計画し実施する。実施後は防災委員と課題を明確にし訓練計画の修正およびハザードマップを作成する。
  • Web171の正確な入力内容での実施と実施率の向上を図る。
  • 防災マニュアルを活用しながら内容の見直しを行う。

主体的なQC活動への取り組みを図る。

(1)令和2年度の取り組み
    1.QC活動の検討を行う。
  • 課題は、昨年度の最終評価を参考に、引き続いて活動が必要なテーマを9テーマから7テーマに絞り、学生達にグループ編成をしてもらった。
  • 取り組むテーマは、1)学校内の清掃 2)体育館倉庫&自転車整理 3)実習室の整理・物品管理 4)風紀&報・連・相 5)図書室の有効利用 6)健康管理 7)防災とした。
 2.QC活動を実施する。
  • 実施状況はグループによって差が見られ、実践を主体的に行うことには至らなかった。原因としてコロナの影響があり、学年を超えてメンバー全員で実施することに困難な時期があったことがあげられる。
  • 10月に中間報告会をオンラインで行った。内容としては実践報告というよりは、意識調査をアンケートで行い、その報告をすることがメインとなったグループが多かった。3月に成果発表をポスターセッションで実施した。
       各グループの成果を見て評価することで共有ができていた。

  3.活動の進行状況を確認する。
  • 教員からの確認は、学生の主体性を大事にしたい思いから積極的にできなかった。そのためグループにより教員への報告状況にも差がみられていた。
  4.ホームルームの時間を活用する。
  • 3学年で一緒に活動できる時間の確保を考えていたが、コロナの影響のため時間の確保が困難になった。なんとか他学年とともに活動する時間を確保できるように調整し、7月~3月の期間に7回HRでQC活動に使用できる時間を設けた。

《残された課題》

  • 主体的なQC活動実施のための学生への関わり方の検討とその取り組みを継続する。