令和元年度自己点検・自己評価結果このページを印刷する - 令和元年度自己点検・自己評価結果

令和元年度の重点課題

1)臨地実習においてルーブリック評価の精度の向上をはかる。
2)防災訓練・防災教育の充実を図る。
3)主体的なQC活動への取り組みを図る。

重点課題の実施及び評価

臨地実習においてルーブリック評価の精度の向上をはかる。

 各領域の担当者が実習要項の検討と同時に、「知の構造」を作成し教員会議で検討した。「知の構造」の各項目の意味を共通認識に時間を要し、構造化できたのは成人1・在宅・統合の3領域である。また、次年度に向け、各領域、実習要項の見直しと併せてルーブリック評価の修正を検討した。質の評価の難しさと中核評価の幅広さが課題にあがった。修正後の評価表を用いて評価する際、評価が難しいと感じられる項目について、その理由を明確にしておくようにした。
 

《残された課題》

■臨地実習全領域の知の構造の完成と領域間の関連性の検討
■臨地実習のルーブリック評価見直しの続行
 

防災訓練・防災教育の充実を図る。

 5月31日(春季防火・防災訓練)、8月26日(行方不明者がいる想定での避難及び点呼の訓練)、9月2日(シェイクアウト訓練)と定期的に防災訓練を実施した。特に8月の訓練では点呼や情報伝達に課題が残り、各学年で振り返りを行った。12月、実際に授業中に地震が発生した際、学生は冷静に対応できており訓練の効果を実感できた。
 また、Web171の登録実施(毎月15日)をしたが、登録実施率は学年や時期によってばらつきがあった(年間平均1年生:63.3%、2年生:70.6%、3年生:48.8%)。QC活動でも実施率の向上を目標に挙げていたが、各学年の取り組み状況にも差がみられた。12月から自身と家族の安否の登録に加え、地震発生時間を防災委員から連絡する方法での訓練に変更したが、実施率は上昇したものの、入力内容を正確に登録することが新たな課題となった。教職員としては、様々な状況に応じた連絡を取り方と実働可能性を考えた訓練を重ねることの課題が明確となった。
 更に、今年度より学生便覧に学生が必要な内容のみ防災マニュアルを掲載し、入学時オリエンテーションや新学期のHRで内容の周知徹底を行った。また防災訓練の振り返りでもマニュアルを確認するようにした。
 

《残された課題》

■防災訓練の段階的な実施と、実施後、学生防災委員との課題共有
■Web171の正確な入力内容での実施率の向上
■防災マニュアルを活用した内容の見直し
 

主体的なQC活動への取り組みを図る。

 QC活動の取り組みテーマごとに、全学年縦割りのグループ編成をし、課題を抽出し、取り組み内容を決めた。
取り組むテーマとして、「学校内の清掃」「整理整頓をしよう」「無駄な物をなくそう」「綺麗な実習室で素敵な看護を」「より良い学校生活を送るには(風紀の乱れ)」「報・連・相の輪を広げよう」「分別をしてキラキラな学校にしよう」「図書室の有効利用」「健康管理の徹底」「防災意識の底上げ」に決定し、各グループごとに担当教員を決め、サポートした。取り組み成果はポスターにまとめ、看学祭で発表した。また、ポスターを体育館に掲示し病院や地域の方々に見ていただき、投票してもらった。学生の取り組みを地域に知ってもらう機会になった。年度末には後期の実践結果をポスターにまとめ高知病院内で掲示する計画にしていたが、実践状況とプレゼン内容に大きな差が生じ、実現に至らなかった。担当教員が、学生の主体性を大事にしたい思いややらされ感を持つことを避けたいという考えから積極的な関わりを控えたことも課題として残った。

《残された課題》

■主体的なQC活動実施に向け、教員のサポート体制を整える。