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院長あいさつ

独立行政法人
国立病院機構高知病院
院長 大串文隆

国立病院機構高知病院のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。

国立病院機構高知病院は今年の10月に開院19周年を迎えました。この間、平成16年には特定独立行政法人国立病院機構高知病院(公務員型)、平成27年には中期目標管理法人(非公務員化)となり現在に至っています。

高知病院は高知市の西部に位置し、がん、成育、骨・運動器、呼吸器、腎、免疫アレルギー、重症心身障害に関する医療を中心に全ての診療科で専門性の高い医療を提供し地域に貢献できるよう努めております。高知病院は高度医療、臨床研究、教育研修、情報発信を4つの柱に平成12年10月に開院しましたが、この基本となる考え方は現在も継続しております。がん領域においては高知県がん診療連携推進病院の指定を受け、がん診療の中心的施設として高度医療を提供し、また、結核診療の専門施設として多剤耐性結核や難治性結核患者にも対応できるように診療体制を整えています。


呼吸器疾患については呼吸器内科、呼吸器外科の垣根をなくし、より円滑な医療が提供できるよう呼吸器センターを開設し県下有数の呼吸器疾患診療の中心的な施設として広く地域に貢献しております。また、消化器疾患についても消化器センターを開設し外科系、内科系医師の連携を密にして診療にあたっています。平成26年アレルギー疾患対策基本法が公布されましたが免疫アレルギーの専門施設である当院の役割も今後、大きくなっていくものと思います。他の診療科においても高知大学、徳島大学から医師の派遣を受け診療機能の充実に取り組み、特に外科系の診療機能の強化を目指し、今年度から乳腺科を新しく設置致しました。近い将来南海トラフ地震が発生することが想定され災害対策が進められていますが、災害時には立地条件から高知病院のみが病院として機能できると想定されており災害拠点病院としてどのような状況にも対応できるように体制作りを進めております。

臨床研究部では根拠に基づいた医療(EBM)を推進するための臨床研究や多施設との共同研究に参加し多くの実績をあげています。また、治療薬剤の早期臨床使用を目指した臨床治験は臨床研究部にとって最も重要な役割の一つですが、当院では数多くの治験に参加し新薬開発に大きく貢献しております。

教育研修については卒後臨床研修の管理型病院として初期研修医を受け入れ若手医師の育成を行っていますし、新専門医制度においては連携施設として専門医の養成に貢献したいと思っております。また、高知大学、徳島大学の医学部学生の実習施設として多くの学生を受け入れ、併設する附属看護学校では高度専門医療に対応できる質の高い看護師の育成に努めています。その他、多施設からの薬学生、助産学生、理学療法、臨床検査、放射線の研修生、救命救急士を受け入れて実習指導等を行い優秀な医療従事者を育てるため病院をあげて取り組んでおります。

少子高齢化に伴い医療体制の見直しがなされ、特に地域包括ケアシステムの構築は重要な課題となり、施設完結型の医療から地域完結型の医療への転換が進められ地域における高知病院の役割も今まで以上に大きなものとなっており、地域の医療施設との連携をさらに深めていきたいと思っております。高知病院の基本理念は「私達は心のこもった医療を行い地域に信頼される病院になることを目指します」ですが理念に沿って、これからも地域における基幹病院として地域医療に貢献していきたいと思っております。今後ともご指導、ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。

令和元年10月1日