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院長あいさつ

独立行政法人
国立病院機構高知病院
院長 福田 昇司

 このたび、令和8年7月1日付で、院長を拝命いたしました福田 昇司と申します。責任の重さに身の引き締まる思いであり、当院の歴史と地域の皆さまから寄せられてきた信頼を受け継ぎ、さらに発展させていくため全力を尽くしてまいります。

 私は昭和63年に徳島大学医学部を卒業し、平成6年に初めて高知へ赴任いたしました。その後、平成15年より旧高知市民病院に勤務し、高知医療センター開院後は10年にわたり同センターにおいて整形外科診療に従事し、特に関節疾患を専門として診療・手術に携わってまいりました。その後、平成27年には徳島大学への赴任を経て、平成28年に当院へ赴任、コロナ禍の令和2年には副院長に就任いたしました。以来、病院運営にも携わりながら地域医療に取り組み、当院での勤務も今年で11年目を迎えます。 

 当院は、旧国立高知病院と国立療養所東高知病院の統合により、平成12年10月に開院し、本年で26周年を迎えます。平成16年には独立行政法人化に伴い、「独立行政法人国立病院機構高知病院」となり、その後も地域医療の中核病院として機能強化を進めてまいりました。平成23年には災害拠点病院(DMAT指定病院)および高知県がん診療連携推進病院に指定され、令和5年には紹介受診重点医療機関、令和8年3月には地域医療支援病院の承認を受け、地域医療機関との連携をさらに深めています。 


 現在、28の診療科を有し、がん(高知県がん診療連携推進病院)、呼吸器、骨・運動器、腎疾患、成育医療、感染・免疫アレルギーなどの分野で高度で質の高い専門医療を提供しています。また、二次救急医療機関として地域の救急医療を担うとともに、国立病院機構病院の使命の一つとしてセーフティーネット医療にも取り組んでいます。病床数は、急性期病床282床、重症心身障害者病床120床、結核病床22床の計424床を有していますが、令和8年3月より急性期病床46床を休床として運用しています。

 高知県では人口減少と少子高齢化が全国に先駆けて進み、地域医療を取り巻く環境は大きく変化しています。医療人材の確保が難しくなる中、当院を取り巻く経営環境も厳しさを増しております。

 しかしながら、当院は高知県中西部における重要な二次救急医療機関であるとともに、南海トラフ地震発生時には災害拠点病院としての役割を担っています。津波浸水想定区域外に位置する当院が、平時はもとより非常時にも医療機能を維持し続けることは地域に対する大きな責務です。

 地域に必要とされる医療を将来にわたり提供し続けるため、質の高い医療と持続可能な病院運営の両立を目指し、職員一同、力を合わせて取り組んでまいります。今後ともご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和8年7月1日

独立行政法人 国立病院機構高知病院 院長 福田昇司